STORY

きみを守る——。
それが、思い出せる最初の記憶。

18歳になったある日、国の命令である学園へ
入学することとなったあなたは、
突然の出来事に戸惑いながら、
大きくて高い校門をくぐる。

そこであなたを待っていたのは、
見覚えのない2人の青年。
対象的な2人は微笑み、
柔らかな声でこう呼びかける。
「待っていたぞ」「やっと会えたね」

その邂逅は、新たな死への依存——。
始まりの瞬間は、心臓が憶えている。

この世界について

遠い遠い昔、一人の賢者が大いなる奇跡をもたらした。
『練成術』と呼ばれるその奇跡は、ありふれた鉱石を人々の夢へと変えた。

『法技』『練成生物』そして『廉価人』
夢から生み出された力は国々を豊かにしたが、
やがて、終わりなき欲望が世界を真っ赤に染め上げた。

長い年月の果て……争いに疲弊した国々は、
飽くなき欲を満たすべく、新たな手段を模索する。

3国の平和の象徴として設立された、
希望の練成院『マトゥーラ』

世界中の若者たちに開かれた平等なる学び舎は、
様々な思惑の下、歪んだ夢を招き入れる。

国家

この世界は広大な海に囲まれた1つの大陸が舞台。大陸に存在する3国は、長い間争いを繰り返してきた。現在では3国間に休戦協定が結ばれており、その証として、サンクトス領の一部を利用した中立地帯を制定。研究・教育機関『マトゥーラ』を運営し、国の垣根を超えた教育と技術交流が進められている。

  • 『ヴェルテクス』

    他国を侵略し、その力を取り込んできた巨大帝国。高度な『練成生物』の技術を持つが、これも他国より奪い取ったものである。

  • 『サンクトス』

    熱い理想を掲げるも、2国に挟まれ領土問題に悩む仁義の国。内紛も激しい。ある若者により生み出された強力な『法技』を用い、国家の再興を狙っている。

  • 『アーケナム』

    元々はサンクトスに属していたが、研究者や労働者の理想を叶えるために独立した新興国。『廉価人』の技術を独占している。

練成院マトゥーラ

3国の協定の証として設立された、希望の学園『マトゥーラ』。『練成学部』と『防衛学部』で構成されており、『監督局』の元で管理・運営されている。『監督局』は3国の合同組織で、練成院における全権限をゆだねられている。

  • 『練成学部』

    国の枠組みにとらわれず、練成術のあらゆる知識を共有し、力ある使い手を育成するための学部。希望にあふれる各国の若者たちは、他国の技術を己のものにすることで輝かしい将来が約束される。

  • 『防衛学部』

    国の枠組みにとらわれない、強い影響力を持つ戦術家を育成するための学部。肉体を酷使する実践的な講義が主となる。他国の人材把握や牽制の場も兼ねており、若者を利用した水面下の争いが繰り広げられている。

キーワード

  • 01『練石』

    世界各地で産出される『練石』と呼ばれる赤い鉱石は、圧力を加えることで熱や光を生み出し、古来より、人々の生活に利用されてきた。人々はあるとき、『練石』には精神に反応し、様々な奇跡を起こす力があることを知る。その奇跡は『練成術』としてまとめられ、長きにわたる研究により3つの技術へと発展した。これらの技術は戦争や政争などに、積極的に利用されていった。

  • 02『法技』

    自然の力を利用し、炎の操作や治癒など様々な現象を起こす技術。力の行使には『法具(ほうぐ)』と呼ばれる道具が必要となる。この『グロスカフト』は、ある国が極秘で開発した特別な兵器。武器と防具それぞれに専用の練石をはめ込み、共鳴させることで装備者の身体能力と法技効果を大幅に強化する。強力な効果の反面、致命的な弱点があるらしいが……

  • 03『練成生物』

    想像を巡らせ、練石を核に人工の生物を生み出す技術。軍用や愛玩用など、様々な種が生み出されている。この『小鳥ちゃん』はセレディオが練成した愛玩用の練成生物。まるまる。ふくよか。飼い主といつも一緒。鳴き声がちょっと変。

  • 04『廉価人』

    練石を核に生きた人形を生み出す技術。人に代わり働く、従順で無思考の存在。

  • 05『ローグ』・『ハイローグ』

    10年前の『あるとき』を境に『練成生物』や『廉価人』の失敗作は、暴走し人間を襲う存在へと変貌するようになった。これらは『ローグ』『ハイローグ』と呼ばれ人々に恐れられるようになる。『あるとき』がなぜ起きたのかは不明だが、当時、破棄・放置されていた大量の失敗作の暴走により、国をまたぐ甚大な被害を生み出した。この事件は『ローグ襲撃事件』として、多くの人々の心に深い傷跡を残している。

  • ・・・・
  • Pick-UP:『ヌメザリ』

    練成生物ではない野生生物の中にも、少し変わった生物が存在する。ヌメザリは、ぬめぬめをまとったザリガニに似た生物。甲羅は柔く、短いハサミと足は役にたたない。味は泥臭い。